5月下旬、市街地の釜川プロムナードを散策していて、ビックリしました!
一ツ橋から柳橋に向かう途中、何気に川面を覗いたら魚の群れがいるのです。
街中で、野性(自然)の魚に出くわして、私は思わず心が震えました。上流からやってきたのでしょう!
よく観察してみると、一種類ではありません。
護岸から見たのと、私の知識の程度があって、間違っているかもしれませんが、3種類はいたと思います。
一種類は、胸から尻ビレにかけて黒いラインが通っていて、モロコの仲間じゃないかと思います。
もう一種類は、熱帯魚のコンゴーテトラに似ていて、鮮やかな色彩を持つオイカワかカワムツ。
そして、最後の一種は見た目として多分、ウグイ(ハヤ)じゃないかと思いました。ウグイは産卵期、赤いラインが出て、婚姻色になるので確認できると思っています。
思わず道行く人に「小魚がいますよ!」と興奮を抑えきれず、声をかけてしまいました。
しかし「そうなんだ・・・」程度で、あまり関心が無かったみたいで、ガッカリしてしまいました。
オイカワ | カワムツ | |
モロコ | ウグイ | |
それともう一つ、すごい発見をしました。
柳橋付近の河川の中には、クレソンや、スゲ、キショウブ等が試験植栽されていますが、その中でヤゴの抜け殻を発見したのです。
ヤゴの抜け殻 | ||
図鑑で調べましたが、エゾトンボ科のオオヤマトンボのヤゴであると思います。
エゾトンボ科の幼虫は扁平で楕円形のヤゴで、他のヤゴと比べて大きく体長は4センチ近くあり足も長い。オニヤンマ科のヤゴは、紡錘形で細長いのが特徴です。
成虫はオニヤンマをそのまま小さくしたようなトンボで、色も姿もよく似ています。
ただし、都会の中で見つかるのはめずらしいらしいです。
この感動を誰かと共有したくて、悶々としながら会社に向かっていたのですが、途中、飼っている、みどり亀の餌が無かった事に気づき、カンセキの若草店に亀の餌「テトラレプトミン」を買いに行きました。
売り場には、親しくしている店員さんがいて、釜川の状況を話したら
「すごいじゃないですか!都心の中でそんな生態系が出来てるなんて!」と言ってくれました。
嬉しくなってデジカメを見せながら、15分以上も話し込んでしまいました。
これだけの付加価値を持つ釜川は、絶対に宇都宮ブランドとしてふさわしいと思います。
市街地活性化の主役として、釜川プロムナードを盛り立てて活きたいと思いました。